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SEO・SEM
Updated : 2023.1.13
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2023年のSEO戦略を進めていますか? SEO(検索エンジン最適化)のトレンドは常に進化しています。競争が益々激化する今日の環境において競合他社をしのぐためには、一歩先を行くことがとても重要です。2022年のSEO対策で上手くいったことが 2023年には最善の戦略であるとは限りません。
では、どうすれば常に競争力を獲得できるでしょうか?
SERP(サープ/Search Engine Result Page)を支配し、より多くの収益を得るのに役立つSEO戦略と戦術は何でしょうか?
ブランドやサービスのWEBサイトのページを上位または上位近くにランク付けしたい場合、Googleはアルゴリズムとクエリの処理方法を継続的に更新しているため、競争力を維持するには SEO戦略を最新の状態に保つ必要があります。更に検索環境に影響を与える主要なトレンドを特定することで、最大の結果を得るために SEO戦略を再調整していきましょう。有利なSEO戦略を行うために知っておく必要がある 2023年のSEOトレンドを紹介いたします。
Googleマルチサーチとは、画像とテキストクエリの両方に基づいて視覚的な検索結果を表示する検索機能です。写真を撮り、その上にテキストクエリを追加することで、Googleマルチサーチで視覚的な画像検索を実行できます。
ユーザーが視覚的、聴覚的、テキストなどの情報を同時に様々な方法で使用していることから、アルゴリズムはWEBページを1つのテキストコンテンツとして見なすだけではなく、このようなユーザーエクスペリエンスを反映するように進化しています。
特に旅行や観光、オンラインショップなど画像を多用するビジネスでビジュアル検索が台頭している状況からも、Googleマルチサーチに対応するために、テキスト、画像、動画、インフォグラフィック、表などコンテンツを構成する全てのインタラクティブな要素の情報の様々なフォーマットでのコンテンツ作成が求められます。
Googleは強力な画像分析機能を使用し、複数のツールやインターフェースにわたり利用を拡大するための長期的な戦略を立てています。2023年は、より多くのユーザーがマルチサーチを利用し、様々なフォーマットのコンテンツを探すと思われます。
今後益々、音声検索を行うユーザーが増えることが予想されます。Googleは、ユーザーのクエリ(query)に迅速かつ正確に回答することを最大の目標としており、検索エンジンが自然な会話の内容をよりよく理解できるようにするAI言語システム「LaMDA」を開発しています。消費者が探している情報についてクエリを実行すると、LaMDAはそれをすばやく解読し、最も関連性の高い結果を提供します。
Googleは、MUM(マルチタスク ユニファイド モデル)を実装して、ユーザーが情報を見つけるためのステップが少なくなるよう複雑なタスクを支援しています。MUMはテキストや画像全体で情報を理解し、抽象的な言語と意図を理解し、ユーザーが情報をより速く見つけられるようにします。Googleがユーザーの回答をより迅速に得るためにこれらの措置を講じているため、ユーザーの質問に回答するコンテンツの作成に集中する必要があります。
音声検索と会話クエリへの最適化には、クエリを予測し、質問への回答を簡潔にするなど会話の言い回しを念頭に置く必要があります。ユーザーのニーズ、消費者が何を求めているかを理解、予測し、製品やサービスに関するユーザーからの質問を検討します。それらの質問に答えるブログを投稿していきましょう。製品を海外で販売する場合は、必ず現地の言語を使用してコンテンツを作成しましょう。
画像は、退屈なWEBサイトをダイナミックで魅力的な印象を与え、ターゲットユーザーの関心を維持するのに役立ちますが、ユーザーはGoogleのような検索エンジンを介してWEBサイトに誘導される必要がありますので、画像を最適化して、検索エンジンとユーザーの両方を満足させる必要があります。
画像は単にアイデアを視覚的に伝えるだけでなく、Googleマルチサーチにより、画像から買い物や情報の取得などの検索にも使用されるようになるだけではなく、障害のある人に最適な画像を提供し、すべての人がWEBサイトにアクセスできるようにしたいということが、画像最適化を強く求める理由となっています。WEBサイトの画像を最適化することは、今後も続く必須のSEOトレンドです。
Googleは、関連するキーワード、検索の意図、セマンティクスを使用して絞り込むアプローチが非常に洗練されてきており、SERPで表示される内容に影響を与えています。検索エンジンが一致するテキストの文字列を調べていた時代は終わり、検索がこれまで以上に直感的で類似の関連キーワードを検索に含めるようになりました。
そのため、コンテンツと関連性の高いキーワードを使用すればするほど、GoogleがWEBサイトを認識して上位にランク付けする可能性が高くなります。1つのキーワードに集中して取り組むのではなく、ユーザーの立場になって、ユーザーの共感を呼ぶキーワードの組み合わせを作成するというアプローチが必要です。複数の同様のキーワードを利用することは、ユーザーにより多くの価値をもたらすのにも役立ちます。
YouTubeやInstagram、TikTokなどのビデオ マーケティングプラットフォームは、マーケティングの世界を席巻しており、ブランドや企業の大多数が動画をマーケティングツールとして使用し、リードとコンバージョンを増やしています。
動画マーケティングに期待できる効果は、「ブランドの認知度の向上」、「購入の動機付け」、「コンバージョン率の向上」などがあり、消費者の多くが、商品を購入する前に動画コンテンツを見たいと考えています。
今後、製品やサービスを検索する際に、これまで以上に多くのユーザーが動画を検索するようになるでしょう。Googleは、ユーザーが探している情報を動画も含め、すばやく見つけられるようにGoogleマルチサーチを展開しています。動画に「字幕」「キャプション」「副音声」や「オープンキャプション」と「クローズドキャプション」など、動画の情報保障としてアクセシビリティが非常に重要となります。
昨今、動画と動画を用いたコミュニケーションの需要と利用が大幅に増え、その増加に伴い音声解析とAIによる文字起こしの活用が急激に進み、アクセシビリティが改善され続けています。2023年は、ビデオマーケティングがSEOマーケティング戦略に不可欠になると考えましょう。
基本的なSEO戦略として、高速なWEBサイトの提供が重要です。Google PageSpeed Insightsを使用してWEBサイトの主要な指標を確認し、読み込み速度とWEBサイトのパフォーマンスを確実に改善するなど、WEBサイトを継続的に微調整していきましょう。
今回ご紹介した2023年SEO戦略の5つのトレンドは、検索結果でのパフォーマンスを向上させ、質の高いトラフィックをWEBサイトに誘導するために見直すべきSEO戦略の予測になります。
SEO戦略で継続的にビジネスを成功に導くためには、SEOの傾向を常に把握し、更新されたSEOのベストプラクティスに従っていることを確認し、常に最新の状態に保っておく必要があります。ユーザーに質の高いユーザーエクスペリエンスを提供することに重点を置くことを常に意識しましょう。
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