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中小企業のWEBサイトが陥りがちな“更新しないリスク”3選!
Updated : 2025.4.29
「自社のホームページは何年もそのままだけど特に困っていませんよ。」そんな声をよく耳にします。
しかし、今すぐ困らないだけでリスクゼロというわけではありません。
この記事では、中小企業のWEBサイトによくある「更新していないことによる3つのリスク」をわかりやすく解説します。
もし思い当たる点があれば、すぐにチェックしてみましょう!
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この記事の目次
リスク1:情報の信用失墜(ユーザーの離脱)
企業のWEBサイトはビジネスツールとして重要な役割を担っていますが、情報が長期間更新されていないままでは、かえって信頼を損なう原因になりかねません。実際、初めてアクセスしたユーザーは、掲載情報の“新しさ”からその企業が今も積極的に事業を行っているかを無意識に判断しています。例えば、お知らせが数年前で止まっていたり、製品情報が古いままだったりすると、「この会社は今も稼働しているのか?」と不安を感じ、問い合わせや商談に至る前に離脱してしまうことも少なくありません。ビジネスの第一印象を左右する“情報の鮮度”はWEB活用における基本です。具体的なリスクと対策についてご紹介します。
ユーザーは“更新日”を意外と見ている
更新されていないサイトは、訪れたユーザーにこんな印象を与えてしまいます。
「この会社は、ちゃんと営業しているのか。」「商品の情報が古すぎて今も取り扱っているのか不安。」「新着情報が去年のまま。」こうした印象を与えてしまうのが、「情報が更新されていないサイト」です。中小企業のWEBサイトでは、一度目の訪問で「信頼感」を得られるかどうかがとても重要です。
特に影響を受けやすいのは初回訪問ユーザー
中小企業のWEBサイトでは、一度目の訪問で「信頼感」を得られるかどうかがとても重要です。特に初めてアクセスしたユーザーは、サイトの「鮮度」から会社の「信頼度」を判断するケースが多くあります。こうしたユーザーに、情報が古いだけで「問合せはやめておこう。」と思わせてしまうのは大きな機会損失になってしまいます。
情報の信頼性を高める今すぐできる対策
更新が止まっているサイトは、ユーザーの不安を招き、信頼を落とす可能性があります。
「営業しているのか。」「ちゃんと対応してくれるのか。」という不安を解消するためにも、少しずつでも“今も動いている”ことをWEB上で伝える工夫が大切です。
今すぐできる解決策としては下記のような内容です。チェックしてみましょう。
- トップページに「最新情報」や「お知らせ」の日付を表示する。
- 「お知らせ」や「ブログ」など定期更新のあるページを1つだけでも作る。
- 定期的に更新がない場合でも、「更新日」を明示する。
- 古くなった情報の見直しや削除をする。
セキュリティ脆弱性(乗っ取りや改ざんの危険)
WordPressや他のCMSを使用している場合、システム本体やプラグインの更新を怠ると、既知の脆弱性がそのまま残ってしまい、悪意のある第三者にとって“狙いやすい状態”になります。実際に、更新されていない企業サイトがマルウェアに感染し、ユーザーの個人情報が盗まれたり、サイト内に不正なリンクが埋め込まれたりする被害が発生しています。さらに深刻なのは、Googleなどの検索エンジンがそのサイトを危険と判断し、検索結果から非表示にしたり、ブラウザ上に「このサイトは安全ではありません」という警告を表示するケースがあります。これは、企業の信用を大きく損なうだけでなく、問合せや集客にも直接的な打撃を与える事態です。小規模なサイトでも無関係とは言い切れず、定期的な更新とセキュリティチェックは必須の対策といえます。
今すぐできる解決策としては下記のような内容です。チェックしてみましょう。
- WordPress本体のアップデートを実施する。
- プラグインの更新を確認する。
- ログインセキュリティを強化する。
- バックアップの取得をする。
- セキュリティスキャンを実施する。
検索順位の低下(SEOで不利に)
更新されていないWEBサイトは、ユーザーだけでなく検索エンジン(=Google)からの評価も下がりやすくなります。 Googleは、検索結果の上位に「信頼できて、役に立つ最新情報が載っているサイト」を表示するように設計されています。そのため、長期間コンテンツの更新がないと、「このサイトは情報が古い」と判断され、検索順位がじわじわと下がっていく可能性があります。
特に、中小企業がターゲットにしている「地域名 × サービス名」「業種名 × トラブル対応」などのローカル検索や実務系のキーワードでは、同業他社がコツコツとコンテンツ更新をしているケースも多く、放置しているだけで見劣りしてしまうこともあります。
また、製品情報や料金案内、会社概要などの「基本ページ」に古い情報が残っていると、“事実と異なる情報を掲載しているサイト”とみなされ、SEOだけでなく法的リスクに発展するケースもゼロではありません。
- 会社概要・料金・アクセス情報など「基本情報」の見直しをする。
- 半年に1回、主要ページに「情報の棚卸し」する。
- トップページに「更新日」や「新着情報」を表示する。
- ブログやお知らせで新規の情報を発信する。
検索経由での集客を期待しているなら、「更新しない」ことは機会損失そのものです。
頻繁な更新でなくても、“最低限の最新性”を保つ意識が、SEOにもユーザーにも効いてきます。
この記事のまとめ
企業サイトを長期間更新せずに放置していると、ユーザーの信頼を失うだけでなく、セキュリティリスクの増加や検索順位の低下といった、見えづらい損失が積み重なっていきます。特に中小企業では、WEBサイトが数少ない窓口の一つです。少しの不備が問合せ減少や信頼喪失に繋がる可能性もあります。まずは「最新情報の掲載」「CMSやプラグインの更新」「情報の棚卸し」など、小さな見直しから始めてみることが重要です。放置から一歩踏み出すだけで、WEBサイトの価値は確実に高まります。
WEBサイトの更新なら豊富な経験と知識を持つ当社に是非ご相談ください。時間やリソースを節約し、効率的に成果を上げることが可能です。
