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ホームページを新規制作または再制作するときの重要な要素

Updated : 2024.9.18

28分で読めます

ホームページの主な目的として、新規顧客の獲得、売上向上、ブランド認知度の向上、情報発信などがあります。目的や目標を明確にすることで、目標達成に必要なコンテンツや機能の充実、ユーザビリティの向上など、事前に検討すべき要素への理解が深まります。ユーザーが求めているのは機能や画像だけではありません。最新のデザインでは、ユーザーに本当にアピールするために、明瞭性、独自性、アクセシビリティが必要です。

この記事では、ホームページを新規制作または再制作するときの重要なポイントについて説明します。

ホームページを新規制作または再制作するときの重要な要素

ホームページを新規制作または再制作するときの重要な要素

ユーザーは、特定の製品・サービスや問題に対する解決策を探すときにインターネットを利用します。そのため、多くの見込み客が得る情報は、ホームページからになります。ホームページは、店頭ディスプレイ、インフォメーションデスク、コールセンターの役割を果たします。潜在的な顧客が貴社のビジネスを見つけて製品を購入するための機能が、ホームページに含まれていることが重要です。

ホームページを新規に制作する、またはリニューアルする場合、考慮すべき重要なポイントが 2 つあります。

  • 見込み客が貴社のホームページを見つけられるようにする
  • 見込み客がホームページを見つけた時に提供するユーザーエクスペリエンス(顧客体験)

ホームページを検索エンジンに最適化(SEO)することは、サイトを設計した後に行うべきではなく、設計中に行うべきです。WEB戦略で成功するためには、SEOに費用を充当し、投資することがとても重要です。

ユーザーは、チャットや電子メールによる簡単なやり取りと、迅速な応答を求める傾向が高まっています。ユーザーは購入を決断したら、様々な支払いオプションを備えた簡単なチェックアウトプロセスを求めます。また、製品の返品も簡単に行えることを望んでいます。

これらの情報はすべて、様々形式でサイト訪問者に提供される必要があります。多くの消費者、特にモバイルデバイスを使用するユーザーの場合、動画を好みます。

また、PC、スマートフォン、タブレットなど、アクセスに使用するデバイスに関係なく、ホームページがシームレスに機能することを期待しています。効果的なホームページ作成を計画するときは、業種に関係なく、訪問者がサイトを直感的にナビゲートし、情報をすばやく見つけ、コンテンツをうまく操作できるように、ユーザーエクスペリエンスをより良くする必要があります。

ユーザーエクスペリエンスを促進する3つの要素

ホームページの構成要素は、特定の目的によって異なる場合がありますが、すべてのサイトにユーザーエクスペリエンスを促進するコンテンツ、デジタルアセット、機能の組み合わせが含まれます。

1. コンテンツ

WEBコンテンツは、ホームページに掲載されている情報やメディアのことで、ユーザーに情報を提供するために配置されるテキスト、画像、動画、音声、インタラクティブ要素などのすべてを指します。サイトの目的やターゲットに応じて異なる形式で提供され、ユーザーの体験を向上させるための重要な要素です。

  1. テキストコンテンツ

    情報を伝えるための文章で、ニュース記事や製品紹介、ブログ記事、質疑応答(Q&A)、よくある質問(FAQ)などが該当します。見出しやキャッチコピーなど、ページの主題を示す短いフレーズやタイトルも含まれます。

  2. 画像コンテンツ

    製品やサービス、イベント、スタッフなどを視覚的に紹介するための写真や、商品やサービスに関してのユーザーの理解を助けるためのイラストやアイコン、データや情報を視覚的に表現する図解(インフォグラフィック)などが該当します。

  3. 動画コンテンツ

    製品やサービス、ブランドを宣伝するための短編のプロモーション動画や、使用方法や説明を提供するチュートリアル動画、実際の利用者の声を紹介することで信頼を築くためのインタビューや顧客の声動画などが該当します。

  4. 音声コンテンツ

    ポッドキャストのような音声のみのコンテンツで、ニュースやインタビュー、トピックを深掘りする音声番組や、サイトの利用や特定のプロセスを音声で案内するための音声ガイドなどが該当します。

  5. インタラクティブコンテンツ

    クイズやアンケートのようなユーザーが直接参加できるコンテンツは、サイトの滞在時間を延ばし、エンゲージメントを高めます。また、シミュレーターや電卓のようなユーザーが入力することで結果が表示されるツール(例:ローン計算ツールや健康診断結果シミュレーター、自動見積など)が該当します。

サイトマップの作成方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:サイトマップを作成する方法

2. デジタルアセット

デジタルアセットとは、ホームページ制作やデジタルコンテンツの管理において使用される、デジタル形式のリソースのことを指します。これには、画像、動画、音楽、フォント、ドキュメント、ソースコードなど、オンライン上で使用するすべてのデジタルデータが含まれます。デジタルアセットは、サイトのデザインやコンテンツを豊かにし、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために使われます。

画像や動画などの視覚的なアセットは、ホームページのデザインを魅力的にし、ユーザーの関心を引きつけます。カスタムフォント、ロゴ、カラーなどのアセットは、サイト全体に一貫性を持たせ、ブランドイメージを強調します。動画やインタラクティブなコンテンツは、単なるテキストよりも豊かなユーザーエクスペリエンスを提供し、情報をより効果的に伝えることが可能です。

デジタルアセットは、ホームページの構築において不可欠な要素であり、サイトのビジュアル、機能性、使いやすさに大きな影響を与えるものです。

  1. 画像ファイル

    ホームページのビジュアルを強化するために使われる写真(例:製品写真、風景、人物など)、ロゴやナビゲーションや機能の補助として使われるアイコン、デザインに使用されるイラストや図表、インフォグラフィックなどのデータが該当します。

  2. 動画ファイル

    プロモーション動画やチュートリアル動画、アニメーションなどは視覚的な魅力を提供し、ユーザーにコンテンツを効果的に伝えるための重要な要素です。画像や動画などの視覚的なアセットは、サイトのデザインを魅力的にし、ユーザーの関心を引きつけます。

  3. 音声ファイル

    音楽や効果音など、動画コンテンツやインタラクティブな要素で使用される音声・音源リソースや、音声のみのコンテンツや、ナビゲーションを支援するガイド音声などが該当します。

  4. ドキュメントファイル

    ホームページで提供するダウンロード可能な、パンフレット、ガイドライン、報告書、契約書、問診票など、PDF形式のドキュメントファイルがよく使用されます。企業紹介や製品説明などに用いるスライド(例:PowerPoint、Googleスライド)などもデジタルアセットに含まれます。

  5. 3Dモデルやインタラクティブ要素

    製品やオブジェクトを3Dで表示するためのファイルは、特に製品紹介や技術系のホームページで使用されます。 ユーザーが操作可能なシミュレーターやクイズ、ゲームなどのインタラクティブコンテンツは、単なるテキストよりも豊かなユーザーエクスペリエンスを提供し、情報をより効果的に伝えることが出来ます。

3. 機能

ホームページ制作において、必要な機能はサイトの目的やターゲットユーザーによって異なりますが、多くのホームページで求められる機能は、ユーザーがホームページを直感的かつ安全にナビゲートできるようにするツールを指します。ほとんどのホームページでは、合理化されたユーザーエクスペリエンスを実現するために複数の機能を統合し、ユーザーがコンテンツにアクセスしたり、情報を検索したり、コンテンツや他のユーザーとやり取りしたりするためのインフラストラクチャとして概念化しています。

機能の選定は、ユーザーエクスペリエンスの向上、サイトのパフォーマンス、運用のしやすさなどを考慮して慎重に行うことが重要です。

  1. ナビゲーション機能

    サイト全体のページに簡単にアクセスできるメニューバーには、ホーム、サービスページ、ブログ、問合せなどへのリンクを含みます。現在のページ位置を表示し、ユーザーが簡単に他のページに戻れるようにするパンくずリストや、プライバシーポリシーや利用規約、サイトマップなどへのリンクを含むフッターリンクが必要です。

  2. レスポンシブデザイン

    デスクトップ、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズに応じてレイアウトが自動的に調整される機能で快適なユーザー体験を提供します。

  3. コンタクト機能

    お問合せフォーム、クリック(タップ)で直接電話やメールができるリンクやGoogleマップ連携などの地図表示機能がコンタクト機能に含まれます。

  4. ブログ・ニュース機能

    最新情報や記事を定期的に更新できるブログ機能は、SEOやユーザーエンゲージメントの向上に役立ちます。会社や団体の最新ニュースやお知らせを掲載するニュースフィード機能も含まれます。

  5. サイト内検索機能

    サイト内からユーザーが求める情報を素早く探せるサイト内を検索は、キーワードを入力することで、関連ページやコンテンツが表示される機能で、様々なジャンルの商品や情報を扱うサイトには重要な機能です。

  6. コンテンツ管理システム (CMS)

    コンテンツ更新機能は、管理者がホームページのテキスト、画像、ブログ記事などを簡単に追加・更新できる機能です。WordPressなどのCMSを導入することが一般的です。

  7. セキュリティ機能

    サイト全体の通信を暗号化し、ユーザーのデータ保護を強化します。特に、個人情報を扱うサイトには必須です。 フォーム送信時にボットによるスパムを防ぐためのCAPTCHA(例:Google reCAPTCHA)も必要です。

  8. パフォーマンス最適化

    サイトの読み込み速度を向上させるため、サーバー側やブラウザでデータをキャッシュする機能や、大きな画像ファイルを圧縮して、読み込み速度を改善する画像の最適化、世界中のユーザーに高速でコンテンツを提供するため、CDNを使用してサーバーの負荷を分散するなどパフォーマンスを最適化する機能が該当します。

  9. ユーザーインタラクション機能

    Facebook、Instagram、Xなどのソーシャルメディアと連携し、共有ボタンやフォローリンクを設置したり、ブログや製品ページなどでユーザーがコメントやレビューを投稿できる機能や、ユーザーがよくある質問に対して、迅速に回答を得られるFAQセクションなどの機能が該当します。

  10. Eコマース機能(必要な場合)

    商品の詳細情報、価格、レビュー、画像などを表示する製品カタログ・商品ページ、ショッピングカート機能、オンライン決済機能、在庫管理機能、ユーザー管理機能、メルマガ機能などが含まれます。

  11. 分析・トラッキング機能

    Googleアナリティクスや特定のアクション(例:購入、問い合わせ、予約)を追跡し、その結果を確認するコンバージョントラッキング: 機能などが該当します。

  12. アクセシビリティ機能

    視覚障害を持つユーザーがスクリーンリーダーを使用してホームページを利用できるように設計したり、マウスを使わずにキーボードのみで操作できるようにするキーボードナビゲーション機能などが該当します。

  13. 予約機能

    ユーザーが診察やサービスの予約をオンラインで予約できる機能や予約の前にリマインダーを自動的に送信する機能などが該当します。

  14. SEO機能

    ページごとのタイトルタグ、メタディスクリプション、キーワードを設定して、検索エンジンでの表示順位を最適化したり、画像にAltテキストを設定することで、検索エンジンに対して内容を伝えるとともに視覚障害者に対応します。検索エンジンがサイト全体をクロールしやすくするためのXMLサイトマップの自動生成機能などが該当します。

この記事のまとめ

ホームページ制作の計画を効果的に進め、機能的でユーザーに喜ばれるサイトを構築するためには、事前準備が必要です。ホームページ制作を制作会社に依頼する前に準備しておいたほうが良いポイントについては、ホームページを制作・依頼する前に準備すべき12の項目をご参照ください。

すべてのホームページに必要なWEBページについては、こちらのページで紹介しています。

関連記事:すべてのホームページに必要な10の必須ページとは?

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