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サイトメンテナンスで安全性、機能性、パフォーマンスを維持しよう

Updated : 2024.12.25

30分で読めます

ホームページのメンテナンスは、ホームページの安全性や機能性、パフォーマンスを維持するために欠かせません。定期的なメンテナンスにより、ハッキングやデータ漏洩のリスクを軽減し、訪問者が安全で快適にサイトを閲覧できます。また、コンテンツを最新の情報に保つことで、信頼性やSEO効果を高め、検索エンジンにおける順位の向上に繋がります。さらにリンク切れやバグを修正することで、ユーザー満足度を向上させ、ビジネスチャンスを逃さないなどのメリットがあります。これらのメンテナンスをせず、ホームページを放置するとトラブルが発生しやすく、復旧にコストや時間がかかるため、定期的なメンテナンスが重要です。

この記事では、ホームページのメンテナンスがなぜ必要なのか安全性や機能性、パフォーマンスなどの面から挙げ、詳しく解説します。

サイトメンテナンスで安全性、機能性、パフォーマンスを維持しよう

セキュリティ対策でハッキングやデータ漏洩のリスクを軽減

セキュリティ対策を行うことは、ホームページやそのデータを不正アクセスやサイバー攻撃から守るために非常に有効です。対策にはいくつか方法があります。

ソフトウェアのアップデートをする

CMSのアップデートはセキュリティ対策に非常に有効です。 WordPressやプラグインの古いバージョンには既知の脆弱性が残っていることが多く、脆弱性を狙った攻撃の対象となるリスクがあります。常に最新バージョンにアップデートします。

バックアップの作成を行う

セキュリティ対策を行っていてもハッキングされる可能性がゼロになるわけではありません。 ハッキングやデータ漏洩が発生した場合に備え、定期的にバックアップを取得しておきましょう。バックアップは手動やプラグイン、レンタルサーバーのオプションなどの方法があります。万が一ハッキングされてしまった場合でも、迅速に復旧できる体制を整えておくことが重要です。

SSL証明書の更新を行う

SSL証明書の更新は、ホームページとユーザー間の通信を暗号化し、安全性を確保するために重要です。証明書が期限切れになると、ブラウザに「このサイトは安全ではありません。」などの警告文が表示され、訪問者の信頼を著しく失うリスクがあります。更新することでHTTPS接続が維持され、データの盗聴や改ざんを防ぐことができます。通常、SSL証明書の有効期限は1年から2年程度で、期限が近づくと更新手続きを行う必要があります。更新を行うことでセキュリティ対策が途切れることなく、ユーザーに安心して利用してもらえる環境を提供することができます。

サイトのパフォーマンス改善でユーザーがストレスなく閲覧する

ホームページのパフォーマンスを改善することで、ユーザーがストレスなくサイトを閲覧でき、滞在時間や閲覧ページ数の向上、結果SEOの向上に繋がります。主にページの読み込み速度が表示速度に影響を与えています。 ページの読み込み速度が向上することで、ユーザーの離脱率を低下させ、コンテンツの閲覧がスムーズになります。特にモバイルユーザーにとっては、遅延の少ないサイトが重要となります。また、高速なサイトは検索エンジンの評価にも良い影響を与え、検索順位を向上させる可能性があります。結果として、ユーザー体験の向上が顧客満足度やコンバージョン率の向上に繋がります。

速度テストで表示スピードを確認する

ホームページのパフォーマンスを改善する方法として、速度テストを行い、指摘を受けた箇所を改善する方法があります。速度テストにはGoogle PageSpeed InsightsやGTmetrixがあります。項目別で改善すべき箇所がわかるので、問題箇所がないか洗い出してみましょう。

不要なプラグインやデータを削除する

WordPressには機能を拡張できるプラグインが豊富にあります。その手軽さから、つい多くのプラグインをインストールしがちでもあります。不要なプラグインがないか確認し、できるだけ削除をしてサーバーの負荷を減らすようにしましょう。不要なデータがサーバーに残っていればそれらも削除をします。

キャッシュの有効化で読み込み速度を向上する

キャッシュとは、一度表示したデータをユーザーのブラウザやサーバーに一時保存する仕組みです。ユーザーが再訪問時にデータをサーバーから再取得する必要がなくなるので、早く目的のページを表示させることができます。 そのため、キャッシュの有効化は、ホームページの読み込み速度を大幅に向上させる効果があります。特に画像やスタイルシートなどの静的ファイルが多いサイトで有効です。高速化によってユーザー体験が向上し、離脱率が低下するとともに、検索エンジンでの評価(SEO)にも良い影響を与えます。

コンテンツ管理でユーザーが得たい情報を提供する

コンテンツ管理でユーザーが得たい情報を提供することは、ホームページが検索エンジンで高い評価を得るために非常に重要です。ユーザーが得たい情報とはどのようなものかを考え、最適化を図りましょう。

リンク切れがないか確認する

リンク切れは、ユーザーが興味があってアクセスしたにも関わらず、目的のページやサイトが表示されないということであれば、ユーザーに非常にストレスを与えるものとなります。そのためページやサイトの評価が下がり、SEOにも影響を与えます。ホームページにリンク切れが発生していないか定期的に確認しましょう。WordPressであれば「Broken Link Checker」というプラグインがあります。

コンテンツの更新で最新情報を提供する

コンテンツの更新で最新情報を提供することは、訪問者に信頼感を与え、サイトの価値を高めるメリットがあります。ユーザーは正確でタイムリーな情報を求めているため、更新されたコンテンツは再訪問や滞在時間の増加に繋がります。また、最新情報を含むページは検索エンジンから高く評価され、SEO効果を強化します。さらに、トレンドやニーズに即した情報を提供することで、競合との差別化を図り、ビジネスの成果やブランドの信頼性向上に影響します。

タイトルタグ、メタディスクリプション、キーワードを最適化する

タイトルタグやメタディスクリプション、キーワードを最適化することは、コンテンツ管理において検索エンジン最適化(SEO)を強化する重要な役割を果たします。適切なタイトルタグは検索結果でのクリック率(CTR)を向上させ、ユーザーの関心を引きます。また、魅力的で簡潔なメタディスクリプションは、検索ユーザーに内容を的確に伝え、クリック率をさらに高めます。適切なキーワードの使用は、ターゲットとする検索クエリとの一致を強化し、検索順位を向上させる効果があります。結果として、トラフィック増加とビジネス成果向上に繋がります。

ユーザー体験の向上で問合せをしやすくする

レスポンシブデザインや優れたCTA(コールトゥアクション)は、ユーザー体験の向上に大きなメリットをもたらします。レスポンシブデザインにより、デバイスや画面サイズに応じた最適な表示が可能となり、モバイルやタブレットでも快適な操作性を提供します。効果的なCTAは、ユーザーをスムーズに次の行動(購入、問合せ、登録など)に誘導し、利便性と満足度を向上させます。このようなデザインと機能の改善により、ユーザーのエンゲージメントが向上し、コンバージョン率の向上やブランドの信頼性強化に繋がります。

レスポンシブデザインが機能しているか確認する

レスポンシブデザインは、デバイスや画面サイズに応じてホームページのレイアウトを最適化することで、ユーザー体験を大幅に向上させます。スマートフォンやタブレット、パソコンなど異なる端末で一貫性のある見やすい表示が可能となり、操作性が向上します。実際に端末で表示や操作を体験し、問題がないか確認しましょう。

お問合せフォームやCTAが機能しているか確認する

お問合せフォームやCTAが機能しているか確認することも非常に重要です。フォームの必須項目が適切か、入力がしやすいか、ユーザーの負担が大きくないかなど客観的に見てみましょう。CTAの誘導やメールの送受信、電話ボタンなど問合せができるかも確認が必要です。

分析とモニタリングでアクセスを把握する

ホームページ訪問者の行動や利用状況をデータで確認します。Google AnalyticsやSearch Consoleなどのツールを使い、どのコンテンツが人気か、ユーザーがどこで離脱しているかがわかり、ホームページの改善点を特定できます。また、特定のページのパフォーマンスやキャンペーンの効果も測定可能で、適切な戦略や施策を立てるのに役立ちます。また、エラーログを定期的に確認し、ユーザーのアクセスに支障が出るような問題がないか把握するのも重要です。

分析ツールを使ってサイトの流入やアクセスを把握する

Google Analyticsは訪問者数、流入経路、滞在時間、コンバージョン率などの詳細データを提供し、ユーザー行動を可視化します。Search Consoleは検索エンジンでの表示状況やクリック率、インデックスの問題、SEOパフォーマンスの改善点を特定するのに役立ちます。これらの情報を活用することで、訪問者のニーズや課題を理解し、サイトのパフォーマンス向上や問題解決に繋がる具体的な施策を立てられます。

エラーログでホームページに問題がないか確認する

エラーログの確認は、ホームページの問題を早期に発見し、迅速に対応するために重要です。エラーログには、サーバーエラーやデータベースの問題、ファイルの欠落、不正アクセスの試行など、サイト運営に影響を与える具体的な情報が記録されています。これを定期的にモニタリングすることで、ユーザーが直面する不具合や潜在的なセキュリティリスクを特定できます。迅速に問題を修正することで、ユーザー体験の向上、サイトの信頼性維持、ダウンタイムの防止に繋がり、サイト運営の安定性を確保できます。

定期的な監査でセキュリティを強化する

定期的な監査は、サイトの安全性、パフォーマンス、信頼性を維持・向上させるために不可欠です。セキュリティ監査では、不正アクセスや脆弱性を早期に検出し、対策を講じることでデータ漏洩や攻撃リスクを軽減します。また、パフォーマンス監査により、速度低下や負荷問題を特定し、最適化を図ることでユーザー体験を向上させます。コンテンツやリンクのチェックを通じて正確性を確保し、ユーザーからの信頼を強化しましょう。これらの継続的な取り組みにより、サイトの安定運用が可能となり、成果に繋がります。

不正アクセスやマルウェアの痕跡を確認する

セキュリティ監査は、サイトの安全性を確保するための重要な取り組みです。また、不審なアクセスログを確認して異常なアクティビティを発見し、ファイアウォールやSSL/TLS設定の適切性を確認します。さらに、マルウェアスキャンで不正なコードや感染の有無を検出し、バックアップ体制と復旧計画の整備で緊急時の対処を確実にします。これにより攻撃リスクを大幅に軽減できます。

WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)に基づいてサイトを評価する

WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)とは、ホームページのアクセシビリティに関して世界基準となっているガイドラインです。W3C(World Wide Web Cosortium)という非営利団体が作成しています。WEBコンテンツをさまざまな障がいのある人でも利用できるようにすることを目的としており、「知覚可能」「操作可能」「理解可能」の3原則と「堅牢」の4つの視点からまとめられています。ガイドラインは更新されるので、最新バージョンを把握することも重要です。

この記事のまとめ

このように、ホームページのメンテナンスは、ホームページの安全性や機能性、パフォーマンスを維持するために欠かせません。セキュリティの強化や信頼性、操作性など総合的な評価が検索エンジンの順位向上にも繋がります。これらの対策には専門知識や技術が必要です。問題が発生していない内からの対策が重要ですので、豊富な専門知識と経験を持つ当社に是非ご相談ください。時間やリソースを節約し、効率的に成果を上げることが可能です。

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