WEBサイト制作
成功するサイトリニューアル!見逃せない9の重要ポイント
Updated : 2023.1.20
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成功するWEBサイトを構築したい場合は、立ち上げる予定のブランドやビジネスの種類に関係なく、強力な基盤を構築することから始めなければなりません。競争のレベルが非常に高くなっており、WEBサイトは競争から際立っている必要があります。
サイトリニューアルの計画は、WEBサイトの将来の成功の基礎を築く上で非常に重要な役割を果たします。初期段階でWEB開発の多くを考慮することで、ビジネス目標をより簡単に達成できるようになります。今年こそはWEBサイトを刺激的で魅力的なものにする年と考えている方へサイトリニューアルを成功させるための重要なポイントをご紹介いたします。
この記事の目次
目標を達成するための8つの重要なステップ
1. 調査と分析
WEBサイトのデザインや開発について考え始める前に、時間をかけてユーザーと業界を理解する必要があります。詳細な調査を行うことで、競争力を維持するために必要な知識を活用できるようになります。調査による分析が、業界、ユーザーの行動、ユーザーの期待(UX)の観点から、プロジェクトすべての開発に活かすことが重要です。
ユーザーが求めるコンテンツを理解する
画像や動画などの視覚的なコンテンツを好む場合や、短い記事を好む傾向など、製品や業種によるユーザーが求めるコンテンツを理解する必要があります。
視覚的に伝えたいイメージを絞りこむ
ビジネスの種類、サービス内容によって、プロフェッショナルで信頼できる印象を与えるべきか、フレンドリーで親しみやさに重点を置くかなど、最適なWEBサイトのイメージを決めましょう。
提供する製品やサービスの一番伝えたいことを明確にする
提供する製品やサービスをWEBサイトやその他のマーケティングツールを通じて、一番伝えたいことを明確にしてください。
競合分析を行う
競合分析は、ビジネスの促進、製品やサービスの強化、競合他社の優位性を見つけるのに役立ちます。競合他社の機能、市場シェア、価格設定、マーケティング、差別化要因、強み、弱み、地理、文化、および顧客レビューを調べ、対策を取る必要があります。
2. 目的と目標の策定
WEBサイトは、ターゲットユーザーが望んでいるものを確実に得られるよう、満足のいく方法で提供できる場合にのみ、トラフィックやリード及び売上を生み出すことが可能です。WEBサイトが確実に目標達成するためには、必要なページ、コンテンツが必要になります。そのために、WEBサイトは目的と目標を明確にして設計する必要があります。ユーザーと競合他社について調査・分析した上で、次は自社の目的と目標を策定していきます。
見込み客の獲得
CTAに「サインアップ」や「今すぐ購入」などのアクションフレーズを記述して、相談依頼やコールバックを求めたりする強力な行動を促すフレーズがWEBサイトに必要です。
オンライン販売
ユーザーフレンドリーなショッピング カート、セキュリティ機能、簡単なチェックアウトプロセスなど、考慮すべき点がいくつかあります。
ブランドの認知度向上
WEBサイトがSEOに最適化されており、ソーシャルメディアやコンテンツマーケティングなどのデジタルマーケティングを使用してトラフィックをWEBサイトに誘導していきます。
利益を上げようとしても目標が一致していない場合は、ユーザーが求める製品やサービス、体験を提供できないという問題が発生します。
WEBサイトで継続的なSEO対策が計画されている場合、WEBサイトの要件は異なることがあり、ブログ、メディア、カテゴリー、ランディングページなどのコンテンツ主導のページなど、新しい項目を考慮する必要があります。
一方、PPC広告が計画されている場合、製品ページは、計画された広告のランディングページとしても機能し、高い Google品質スコアを保証できるように設計する必要があります。
3. 適切な予算
WEBサイトは、「投資」であって費用ではないことを忘れず、ROI(投資利益率)を考えて予算計画を立てましょう。
少ない時間で安価に制作されたテンプレート仕様のWEBサイトでリニューアルし、ROIが得られる前に捨てて最初からやり直すことになると時間的損失だけでなくSEOにもマイナスになります。WEBサイトの制作費は、WEBサイトの規模と複雑さ、及びWEBサイトの設計と開発内容によって異なり、制作に掛かる時間で積算せる方法が一般的です。低予算の場合は、制作時間が限られますので、目標達成する為に必要なユーザーが求めるコンテンツや機能が入れられなかったり、公開後の運用を加味した構築やSEO設計に時間を掛けることが出来ない場合がありますので、「目標設定した利益に対して投資出来る予算」を制作費の予算として考えましょう。損益分岐点やROIを考え、初期投資と運用するための増分投資を把握して適切な投資=適切な予算を決定することが大切です。
4. 信頼の獲得
WEBサイトの信頼性の重要性は誰もが理解しているわけではなく、多くの場合、リードや売上を獲得するために必要な、ユーザーの信頼を得るコンテンツやデザインを提供していません。予算の都合や手間を惜しんで、提供する製品やサービスを探しているユーザーが欲する情報を割愛することの無いようにしましょう。
製品やサービスに合うデザイン、適切な配色、鮮明でキャッチーな有益なコンテンツ、効果的なCTAボタン、定期的な更新により、WEBサイトの信頼性が構築されます。
WEBサイトのデザインがブランドイメージと一貫している場合、ユーザーはブランドに信頼を寄せます。しかし、期待どおりの結果が得られない場合は、ユーザーがWEBサイトから離れていきます。アナログとWEBサイトでのブランドの一貫性は必須です。
WEBサイトが公開された後も、コンテンツや機能を追加するなど、信頼獲得のためのアップグレードを継続しましょう。
5. SEOに備える
検索エンジンは特定の方法でWEBサイトの検索順位を判断するための情報を収集(クロール)します。SEO(検索エンジン最適化)で重要なことは、検索エンジンがWEBサイトをできるだけ簡単に見つけられるようにWEBサイトを最適化することです。インデクサビリティ、リンク構造、キーワードの使用方法などの基本的な概念を理解して、SERP(検索エンジンの結果ページ)の上位を目指しましょう。
アクセシビリティが高いWEBサイトを構築することも結果的にSEO対策にもなります。アクセシビリティに関する記事も合わせてご参照ください。
「デジタルマーケティング戦略におけるアクセシビリティの重要性」を詳しく見る
ユーザーにWEBサイトを見つけてもらうことが、Google検索などから始まることを考えますと、サイトリニューアル計画の早い段階でSEOを考慮することが重要といえます。
6. サイトマップの作成
サイトマップは、各WEBページの概要と構造を階層的に視覚化し、WEBサイトを構築することを容易にすると同時に、WEBページとしてサイトマップがあると、検索エンジンが WEBサイトの構造をよりよく理解するための情報として機能し、WEBサイトのすべてのページが検索エンジンによってインデックス化されます。検索エンジンがページのインデックスを作成してデータベースに追加することで、ページが検索結果の上位に表示される可能性が高くなります。 また、WEBサイトのコンバージョンに不可欠なカスタマージャーニーを育みます。
7. デザインの策定
WEBサイトデザインは、ブランドや企業に対するユーザーの最初の印象となり、WEB戦略の上で重要な役割を果たし、視覚的表現方法は、WEBサイトの成功に大きな影響を与える可能性があります。適切に設計されたWEBサイトには 多くの利点があり、ブランドイメージの強化から使いやすさの向上やインタラクション(相互作用)の促進まで、デザインによって顧客の動機付けを高めることが出来ます。
WEBサイトのデザインを検討するときは、すべてにおいてユーザビリティが基本原則となります。複雑なデザインは視覚的に魅力的に見えるかもしれませんが、ユーザーエクスペリエンスに悪影響を与えると逆効果になる場合がありますので、両方のバランスを取ることが非常に重要です。決して自分の好みでデザインを決めず、プロジェクトに適している制作会社や優秀なWEBデザイナーなどプロのアドバイスを受けることがプロジェクト成功への近道です。
また、高品質の画像はWEBサイトの見栄えを良くしますので、ありあわせの画像を使用せず、撮り直しをするなど画像の品質にも拘りましょう。
8. CMSの選定
CMS(コンテンツ管理システム)には、WordPressやJoomla!、Drupalなど数多くあり、WEBサイトをオンラインで管理する方法の 1 つで、経験がほとんど無くても、プロフェッショナルな外観のWEBサイトを構築することが可能な優れたシステムです。更にCMSは、非技術的に簡単な方法でWEBコンテンツを更新できることにメリットがあります。
WordPressは、非常に柔軟なオープンソースのプラットフォームで、2003年のリリース以来、何度も改善と拡張を繰り返しており、プラグインの充実により、適応性の高いプラットフォームになっています。WordPress は、世界のWEBサイトの40%以上で使用されており現在の主流になっていますが、管理のしやすさやデザイン性を重要視する場合は、WordPress以外のCMSが優位な場合がありますので、WordPressの一択では無く、機能や管理のしやすさに合わせてCMSの選定を行うことをお勧めいたします。
9. テストと確認
WEBサイトを公開する準備が整ったら、いくつかのテストと確認を実行することが重要です。WEBサイトのテストは、コンテンツの校正、404エラーページとメタ情報の確認、各種フォームのテスト、ブラウザーの互換性チェック、モバイルの最適化、速度テストの実行などが代表的なテストと確認事項です。WEBサイトのパフォーマンスを事前にテストすることで、可能な限り最高のWEBサイトを公開することが出来ます。
また、トラフィックとWEBサイトのパフォーマンスを評価するために役立つ、Google AnalyticsとGoogle Search Consoleを設定し、WEBサイトがどのように使用されているか、訪問者がどのようにWEBサイトを操作しているかを把握したり、A/Bテストなどを行うなど、潜在的な問題を特定し、それらを修正するための措置を講じることが出来るように、WEBサイトのパフォーマンスまたはトラフィックデータを定期的に確認しましょう。
サイトリニューアルを成功させる最も重要なことは、アクセス状況やWEBサイトのパフォーマンス向上を常に考え、改善していくことです。公開後は、ビジネスに最適な戦略が見つかるまで、諦めずに様々なデジタルマーケティング戦略を試し続けましょう。
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